信州中野でいただく“幻の蕎麦”富蔵そばと笹ずし 「郷土食堂」

そばの繋には普通小麦粉が使われるのですが、山ノ内町の須賀川や飯山市以北の富蔵あたりでは、繋にオヤマボクチという植物の繊維を使うオヤマボクチそばが主流です。そんな富蔵そばを中野で出しているお店が「郷土食堂」です。“きょうど”ではなく“ごうど”と読みます。

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店内に入ると右手にテーブル席、左手は小上がりの座敷席とごく普通の蕎麦屋さんという感じで、メインは手打ちざるそば(770円)と笹ずし(1個108円)です。これは飯山市富蔵のあるお蕎麦屋さんと同様のメニューです。お通しのお新香には野沢菜漬けがでてきます。

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十割そばでありながら山ゴボウ(オヤマボクチ)を繋に使っているためか、少し太めなのだがコシがあり且つ風味もあり、なんといっても喉越しがよい蕎麦に仕上がっています。薬味にわさびはなくテーブルに備えてある上越の食文化が伝わる『カンズリ』を使います。これが鰹だしのつゆの甘味の中に、ほど良い辛さが感じられ間違いなく相性が抜群です。

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副食の笹ずしは上杉謙信に野戦食として贈ったといわれ、謙信寿司とも呼ばれます。殺菌効果のある笹を敷き山菜やシイタケ・胡桃などを細かく刻んだものを酢飯の上に乗せています。柔らかく甘味のある味付けは酢めしとよくあっています。

最後はそば湯でしめます。

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