信州戸隠で味わう珠玉の蕎麦と酒に温もりを感じる店「蕎麦処 そばの実」

信州戸隠の絶景・鏡池へと続く道の入り口に、戸隠の風景に馴染むようにと考えられて建てられた建物が佇む、そば処「そばの実」は言わずと知れた名店である。

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新そばの時期や繁忙期には全国各地から人が押し寄せるのだが、丁度この日は11月の連休と正月前の端境期だったのか11時の開店前でもまだ駐車場は空いていて、混雑を予想し10時に来たのだが肩透かしを食ってしまったのである。しかし、早く来たかいがあり、席は一階の大きな窓側のテーブル席に着くことができたのである。

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店内にはさりげなく花が生けられ、古い調度品がセンス良く飾られている。

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蕎麦は戸隠産、信濃町産の玄そばを、挽いた時に香る風味が失われないよう冷蔵庫に保管、使う分だけ石臼で自家製粉するほか、磨きや石抜き、脱皮といった機械もそろえ、すべての工程を行っている。妻は新そばの香り高き「ざるそば」と「妙高雪えびの搔き揚げ」そして小生は冬ならではの「雉汁そば」を注文したのである。

でてきた艶やかな蕎麦は野趣豊かで喉越しも格別、相性のよいつゆとともにのどの奥へと滑るように落ちていく。さらに、そばに使う水はすべて年間を通じて水温が8℃の清冽な地下水を使用し、その水がそばをキラキラと輝いているうちに食べると水もごちそうであることがわかる。

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「雉子汁そば」は温かい甘辛の漬け汁の中にきのこや油揚げ、ニンジン、ねぎなどが入り、そこに雉肉やそばを好みの量を入れながら食べる一種のとうじ蕎麦である。佐久で育てられた雉肉は煮込んでも柔らかく適度に脂がのりジューシーでさえある。卓上コンロの火とともに身も心も温まる一品であった。

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ここには市販されていない希少な日本酒、佐久の花酒造の「閑雲野鶴」「五稜郭」といったすっきりとした上品な味わいは、そばと互いの味を引き立てあいつつ楽しめる。

2015_1213_112309-P1090698 店内を切り盛りする女性スタッフの応対も常に朗らかで、料理、人、酒の三拍子がそろい美味しく、心地よい一時がすごせます。

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