地獄から極楽へ手繰る粋な江戸情緒あふれる手打ちそば屋「かんだた」

長野市権堂商店街を少し入った所で右に曲ると提灯が目にとまり、ビルの奥の隠れ家のような石畳の小路の突き当たりに、落ち着いた佇まいの蔵造りの建物「手打ちそば屋 かんだた」はある。

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「かんだた」の店名は芥川龍之介の「蜘蛛の糸」にでてくる主人公の大泥棒「かん陀多」から引用。お店の細い蕎麦を、「細くて切れやすい」ということで、蜘蛛の糸にたとえており、献立表にも地獄・極楽や鬼、油地獄といった怖そうな名が並ぶ。例えばそば湯をかえしを加えた熱いそばが『釜ゆで』、粗くおろした大根でさっぱりいただく冷やかけそばが『鬼おろし』、そばを揚げたあんかけ焼きそばが『油地獄』といったネーミングである。

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お店は一階がカウンター席のみ7席で2階が天井に梁が渡る小上がりの座敷席である。バリエーションの多いつまみに純米酒そして低価格は嬉しいメニュー構成。そば前酒には冷酒で大信州と帰山といった純米酒が並ぶ。

2014_0804_114315-P1050188〆のせいろは夏野菜の小鉢4品がついている「にぎわいセット」1030円を頼むことに。どうしたわけかこれには怖そうな名はついていない。夏野菜の小鉢は根采の煮物、トマトの冷煮、茄子の冷煮、サラダである。おすすめメニューを見てもどれも400円台の上代で頼みやすく、お酒もグラスである。

2014_0804_115155-P1050189平日お昼はサービスで大盛りができるとのことで食いしん坊な方は大盛りを頼むのがよいであろう。細く軽く粋な江戸風そばとして、そば粉10つなぎ2の外二の蕎麦は、素朴な感じであるが噛みしめた途端に風味が押し寄せる独特な味わいで、一ヵ月寝かしたかえしにダシを効かせたつゆは、やはり江戸風の濃い目の味に仕上がっている。

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おすすめは、「かんだた」ではそばを粋に手繰っていただくために、軽めの盛りになっているので『極楽セット』を注文するのがよい。小盛りの油地獄、 いなり一個、 手打ち、または、釜ゆでの組合せの人気メニューです。油地獄というあんかけ焼きそばがとても美味いのだがいなりは2個ほしいところである。

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