安曇野の清冽な水で育まれる山葵とゆとりの空間で食すそば「そば処時遊庵 あさかわ」

北アルプスの山裾がなだらかな傾斜を描いて下り、やがて犀川や穂高川にぶつかる辺りで、ひと息つくように平坦になる。安曇野はその傾斜状の扇状地で、昔から湧水と肥沃な土が田畑やわさび田を育んできたのである。

道祖神めぐりの安曇野には蕎麦屋が多く、そして観光地である。おお急ぎで蕎麦屋さん「そば処 時遊庵 あさかわ」に向かう。

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平屋造りの建物で、主要道路からは少し奥まった場所にある時遊庵 あさかわは、建物には大町にあった築200年の庄屋屋敷の高い天井と梁、ナラやクヌギ材の柱を使い、珪藻土の土壁が醸す優しい店内に古い家具を配し、テーブルは築120年の松本の土蔵の梁を用い、ゆったりとぜいたくな空間の座敷席等、落ち着いた趣ながらも洗練されたセンスが光るそば店である。

2013_0822_111608-P1030530ここを訪れる人が郷愁を誘われるのは店内だけでなく、遊歩道のある前庭は、季節の草花や雑木、山ぶどうやアケビも植えられていて自由に散策でき、山野草が咲く庭園に面したテラス席もある。「自由に時を遊ぶ」という店名通り、心からリラックスして過ごせる時間を楽しむことのできる空間である。店の庭に咲くそばの花等を愛でながら散策路をゆっくり歩く。

2013_0822_112913-P1030532「わさびの花芽薬味好みそば」がこの時期人気でほとんどの人が注文していたが、やはり天ざる(1575円)である。作家物の器にもられた喉越しのよいそばを頂ける。ざる(840円)は山の様に盛られた蕎麦はニハのそばで細切である。蕎麦の長さが短く感じて、やはり蕎麦は長くてすするように食べるのが好きではある。

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