小諸産の蕎麦の味と香りを脇本陣代で味わう信州小諸「そば七」

小諸には「草笛」や「丁子屋」といった老舗の蕎麦屋があるのだが、ここは雑誌にも最近よく載っている「そば七」にしたのである。江戸時代、北国街道の宿場町として栄えた小諸宿で脇本陣代であった築200年の建物を改築したお店が「そば七」である。小諸市本町の街おこしの先駆けともなったらしく、以前は土日営業であったがそれでは街おこしにはならないと通常営業になったとのことであった。

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脇本陣代であった頃を物語る店内は天井に明かり取りがあり、その下が帳場であったという。店内は明かり取りの下に円型テーブルが置かれ、奥には座敷席が設けられているが、円型テーブルに座ることにした。

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1日10食限定の「石臼手引きざる」1200円は来た時間も13時近くで残念ながら売り切れであったので、仕方なく「ざる」800円を注文することにした。この店はそばつゆが鰹節と宗田節、サバ節を使った冷たい「並みつゆ」、並みつゆに煮干しだしと生椎茸と玉葱を加えた温かい「特つゆ」、辛味大根のしぼり汁を使った「おしぼり」の3種類の中から選択するようになっていて値段は同じである。本当は「特つゆ」がオススメらしいのだが妻が椎茸嫌いなので「並みつゆ」でいただくことに。

2014_0209_125435-P1040281 標高700Mを越す浅間山麓は、朝晩の寒暖の差が大きく、冷涼な気候から甘味の強いソバが生まれ、そんな小諸産のソバのみ使用していて、店の入り口にはソバの生産者の名前が掲げられているのである。

でてきた蕎麦は普通より太めのニ八そばで、しっかり噛んで食べることで、より強くそばの味わいを感じられるとのこと。太目の麺は好きではないのだが、ここの面は太いながら喉越しは悪くない。薬味もワサビはなく、大根おろし、ねぎとゆずが添えられていた。また小鉢の野沢菜と蒸かしたジャガイモがなかなかおつであった。

結構一品料理も豊富であったが、あえて天ぷらは出していないとのこと。酒も地元の大塚酒造の「あさまおろし」のみであり、こだわりを感じる。メニュー表はあるものの壁一面に張られたメニューが古くて新しさを感じてしまった。

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