島崎藤村ゆかりの中棚荘の食事処は伊藤深水が愛した古民家。信州小諸「はりこし亭」

「千曲川いざよう波の岸辺近き宿にのぼりて 濁り酒濁れる飲みて・・・」と、島崎藤村が「千曲川旅情のうた」で詩にしたためた信州小諸の「中棚荘」。その中棚荘の敷地には「はりこし亭」という伊東深水がこよなく愛した、藍染め業を営んでいた築140年の古民家を移築した食事処があります。

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木組みの高い天井には太く見事な梁がめぐり、畳敷きに信州名物の長座布団と掘り炬燵式の佇まいは古き良き時代の日本建築そのままです。お座敷では、足を伸ばしてゆっくり食事が楽しめます。民家に残っていたという藍染の型紙を使った、タペストリーや暖簾が何とも粋な雰囲気です。

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名前の由来は南佐久地方の郷土料理「はりこしまんじゅう」からきています。丸めた饅頭を天井の梁を越すようにポーンと投げ、お椀で受け止めて作るというまんじゅうなのです。「君はまだハリコシなぞという物を食ったことがあるまい」という一節が藤村の「千曲川スケッチ」に登場しています。

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ここではやはり信州小諸蕎麦です。写真は「彩(いろどり)野菜そば」1200円です。そばはしっかりとコシもあり新そばの香り、口に含むと甘みも感じます。そこに添えられているのは、にんじんと大根の千切り、ワカメ、カイワレといった野菜です。つけ汁が3種。通常のそばつゆは少し辛めのキリッとした濃い目のもり汁。残りの2種はゴマとイタリアンといったサラダドレッシングのようなつゆでそばサラダといった感じです。

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食事をすると200円入浴料が割引になりますよ。

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