廃校のあとに立つそば処で郷土の味を堪能!信州飯山「かじか亭」※閉店中

R292を新井方面へと進み、富倉トンネル手前に富倉そばの店「かじか亭」の看板が見えます。廃校となった富倉小・中学校跡地に村おこし事業として建設された「富倉ふるさとセンター」の一階にあり、村民が共同で経営しています。

その昔、上杉謙信が武田信玄と戦うために通ったとされる富蔵峠。越後と信州の境に位置する富蔵地区に伝わるご当地そばが「富蔵そば」です。つなぎに「オオヤマボクチ」という植物の繊維を使い、手間ひまのかかる昔ながらの製法で打つことから「幻のそば」とも呼ばれます。

また「笹ずし」は戦国時代から伝わる野趣豊かな郷土料理で、富蔵地区の人々が上杉謙信に「野戦食」として贈ったともいわれ「謙信寿司」とも呼ばれます。殺菌効果のある笹の上に酢飯を置き、ゼンマイ・シイタケ・鬼グルミ・紅ショウガ・錦糸卵などをのせた素朴な山里の味です。

富倉そばに笹ずしが2個ついたふたつの名物の味が味わえる定番メニューが、そば定食1130円です。かつおや昆布だしを使用した香り高いそばつゆでいただくおそばは、麺に艶があり風味が良くツルツルの喉越しと強いコシが特徴。しっかりと噛みしめたくなる歯ごたえのよさがあり、噛むほどにうまさが広がる味でたまらない美味しさです。

笹ずしを食べる時は箸を使わず、葉の根元のほうから笹を下に曲げて、笹のさわやかな香りとくるみの食感を味わいながら食べて下さい。