旨いそばを求める人が引きも切らず訪れる戸隠の名店「蕎麦処 うずら家」

平安時代、山岳修行の山伏たちがそばを携帯食として持ち歩いたことから伝わる「戸隠そば」は、江戸時代には戸隠講に訪れる旅人たちをもてなす蕎麦として宿坊で振舞われていた。戸隠連峰から湧き出すミネラル分の豊富な水と、標高1000Mで栽培される霧下そば、独特の辛味のある戸隠地大根、そしてマイナス20°の冷え込み。旨いそばの為にこれ以上の条件はないのである。

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戸隠そば」は地元の根曲がり竹で編んだ平らな籠の上に、ひとつまみずつまとめた独特の形「ぼっち盛り」が特徴で戸隠大根のおろしを薬味に添える。ぴりりと辛味を効かせたつゆで豪快にすするのが「戸隠そば」の醍醐味である。 戸隠で数ある蕎麦屋で三本の指にはいるお気に入りの店が、樹齢900年の三本杉のそば、戸隠神社中社のお膝元にあるのが「蕎麦処 うずら家」である。

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JR「大人の休日」のCMで吉永小百合が蕎麦を食べていたのがこの店の2Fではないかと言われています。

2015_1220_103843-P1090710ざるそば(840円)はこしがありフワッと甘味を感じる麺で小生は大好きであり戸隠大根の辛みや自分で摺り下ろすわさびとの相性も良い。1月から2月にかけての「寒ざらし」の時期にはもっと甘味が加わって旨味がましたそばになるのである。「うずら家」ではその時期に玄そばを石臼製粉し冷凍保存して、 一年間を通して新そばの風味を提供されており、そのためその期間一時的に休業されるので要注意なのである。

2015_1220_104950-P1090712さて入口にも張り紙がされていたようにもう一つのお目当ては天ぷらである。ここの天ぷらは評判が高く季節のきのこいろいろ(900円)も頼むことにした。 舞茸・しめじ・しいたけ・エリンギがカラっとあげた薄い衣の中にジューシーなエキスを閉じ込めて供される。噛めば中のきのこ汁が溢れてくるのである。

最後のそば湯も適度に白濁していて嬉しかったが赤い丸みを帯びたそば湯の赤い桶が素敵であった。

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